お知らせ
滋賀県に立地する13大学の教育研究成果に広く県民の方に触れていただく機会として、それぞれの個性と知的資源を生かした公開講座を開催します。
テーマ | 「近江考-近江のいまむかし-」 |
開催日 | 平成21年10月31日(土)、11月7日(土)、11月14日(土) |
会場 | 草津市立市民交流プラザ大会議室 (草津市野路1丁目15番5号フェリエ南草津内5階) TEL.077-567-2355 FAX.077-567-2357 |
受講料 | 無料 |
定員 | 100名(先着順) |
対象 | 一般県民の方・どなたでも |
申込み方法 | ハガキ・電話・ファックス・メールで受け付けます。 住所・氏名・年齢・電話番号・E-mailアドレスと、ご希望の受講日をお知らせ下さい。 |
締切 | 平成21年10月26日(月) |
申し込み・ 問い合わせ先 |
〒522-8533 彦根市八坂町2500 環びわ湖大学コンソーシアム公開講座運営委員会事務局 (滋賀県立大学地域づくり教育研究センター内) TEL.0749-28-8210 FAX.0749-28-8473 E-mail chiiki_grp@office.usp.ac.jp |
第1回 10月31日 (土) |
時間:13:30~14:50 講師:木村 至宏(成安造形大学 附属近江学研究所 所長) 「近江の歴史と文化の特性」 近江の豊かな歴史と文化を構築している要因については、3つの存在が考えられる。それは日本最大の湖の琵琶湖、四周を取り囲む比叡山・伊吹山など美しい山々、湖と山の間の平野部を結びあう東海道や中山道をはじめとする諸街道である。その特性の内容をスライドを併用しながら探る。 時間:15:00~16:20 講師:宇佐見 隆之(滋賀大学 教育学部 教授) 「中世近江の道と商人」 東海道、東山道、北陸道の出発点でもあった近江国を道の国と呼ぶ人もいる。近江と道の関わりは非常に深い。近年、「東海道東海道ではなかった」という説も登場し、近江の道は注目を浴びている。道を旅した人々、そして近江商人の原点とも考えられる商売で往来した人々をみることから近江という国の特徴を明らかにしていきたい。 |
第2回 11月7日 (土) |
時間:13:30~14:50 講師:浜端 悦治(滋賀県立大学 環境科学部 准教授) 「滋賀の自然史」 古代湖の一つとしても数えられる琵琶湖は、多くの生物種を育み、生物多様性の視点から重要であるのみならず、1400万人の上水源としての役割も担っている。しかもその集水域では古くから人間の営みが行われており、人と自然との共存のバランスのとれた例として世界的に見ても貴重な存在となっている。本講座では、琵琶湖とその集水域、そして人間活動の変遷を明らかにし、琵琶湖と人間との望ましいあり方を考える。 時間:15:00~16:20 講師:窪田 和美(龍谷大学 短期大学部 教授) 「近江商人と宗教倫理」 近江商人を経済活動に駆り立てた精神的な支柱は、宗教とりわけ仏教信仰であった。彼らが最も忌避したのは、手段を選ばず利潤を追求する態度である。だから現代社会こそ近江商人の経済活動が、評価されるべきである。その要因をいくつか提示したい。 さらに、戦後活躍したひとりの近江商人を取り上げ、彼の企業家でありながら、真宗篤信者としての生活態度を紹介する。閉塞感の漂う現代こそ、目覚めの宗教である仏教の倫理観を再確認したい。 |
第3回 11月14日 (土) |
時間:13:30~14:50 講師:谷川 尚己(びわこ成蹊スポーツ大学 スポーツ学部 准教授) 「滋賀県のスポーツの今・昔-国体、そしてマスターズ・全国スポレクを活かす-」 昭和54年に開催された全国高校総体と昭和56年の国民体育大会(びわこ国体)をひもとき、28年ぶりに開催された全国スポーツ大会のマスターズ2007、全国スポレク祭(スポレク滋賀2008)を紹介し、滋賀県の今後の生涯スポーツ大会のあり方について提言します。 特に、滋賀県の生涯スポーツ振興計画である「スポーツデザイン2010」に沿って、いかに県民の豊かなスポーツライフを構築していけばよいのでしょうか。今年度開催を計画された「滋賀県民総スポーツの祭典」や41クラブが設立された総合型地域スポーツクラブの現状等を含め、検証していきます。 時間:15:00~16:20 講師:宮坂 朋幸(びわこ学院大学 短期大学部 専任講師) 「近江の近江学校成立史」 日本の小学校は、明治5(1872)年に文部省が頒布した「学制」によって、全国で設立されはじめる。しかし、このような中央の法令を待って学校を設立した地域ばかりではない。京都、長野、岐阜に加え、滋賀でもこれらに先行する学校を作り、地域独自で新しい時代に即した教育体制を整えようとしていた。本講座では、滋賀における近代学校の成立過程について、「学校」と「教員」に注目しながら考察していく。 |
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