学生支援事業
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皆さん、こんにちは!
MLGs案内人の上田 隼也 (一般社団法人インパクトラボ 代表理事)です。
今回で、環びわ湖大学・地域コンソーシアム学生支援事業「MLGsワークショップ」の最後の記事になります。ここでは、最終日のDAY3の様子をお伝えします。
本プログラムについて
本プログラムは、環びわ湖大学・地域コンソーシアムに加盟している滋賀県内の14の大学・短期大学等に所属する大学生を対象に実施するプログラムです。
今年度は「MLGs11.びわ湖を楽しみ愛する人を増やそう」をメインテーマに、琵琶湖版SDGsであるMLGs(Mother Lake Goals)を通じた滋賀の新しいアクティビティを考える活動を行います。
https://www.kanbiwa.jp/news/2024/06/2730489.html
2024年9月12日(木)大津市の環びわ湖大学・地域コンソーシアム事務所にて、第3回のイベントを実施しました。
プログラム最終日は、2日間のレクチャーとアクティビティで得られた知識・経験を活かした、MLGsを通じた滋賀の新しいアクティビティを考えるためのアイデアソンを実施しました。アイデアソンとは、「アイデア」と「マラソン」を組み合わせた造語で、様々な参加者が短期間で様々なアイデアを考え出すイベントです。
今回は、MLGs案内人の北井香さん(特定非営利活動法人まちづくりスポット大津 コーディネーター)、並びに中井健太さん(andstep CEO)に協力いただきました。さらに、DAY1に話題提供いただいた滋賀県庁 農政水産部農政課の西山裕之さんにもお越しいただきました。
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その後、早速、成安造形大学の田口真太郎さんより、アイデアソンの実施内容の説明が始まりました。アイデアソンのテーマは「最高のMLGsアクティビティを企画提案せよ!」これまでのレクチャーとアクティビティで得た知見と自分のこれまでの経験をかけ合わせたアイデアの創出を行いました。
しかし、アイデアソン実施直後は「最高のアクティビティを考えなくてはいけない…..」と思い込み、学生の皆さんがうまく自分のアイデアを出すことができていませんでした。
しかし「良いアイデアを出すためにはまず、質より量が必要!内容を否定せずどんどん思いついたことを出していく!」といった考え方が、田口さんから共有され、そこからはどんどんとアイデアが出てくるようになりました。
アイデアを学生の皆さん、及びMLGs案内人の皆さんとでブラッシュアップしていく中で、それぞれのグループでの提案内容をまとめ上げました。
発表内容は1枚のポスターに落とし込み、アイデアソンの発表資料として準備されました。
はじめのグループのテーマは「My Love Gets shiga(MLGs)」
最近流行の恋愛リアリティショーをモチーフに、びわ湖でできる複数のアクティビティを使った参加者の魅力を様々な人に届けることができるような体験型プログラムを提案しました。
次のグループのテーマは「うみのこ大学」
「びわ湖の水を止めてみる!」そんな県民であれば一度は考えたことがあるような考えに結びつけて、実際にシミュレーションした結果をもとにVRなどで体験することができるような学習プログラムを提案しました。
3つめのグループのテーマは「びわ湖でできるグランピング:びわンピング」
朝早くから始まる漁師との体験活動から、昼にはそのままびわ湖に入ることができるテントサウナ、そして夜には夕日や星空を鑑賞する、そんな1日をフルに使ったびわ湖でできるグランピングのプログラムを提案しました。
最後のグループのテーマは「びわ湖を観光地化 ~湖上キャンプ&ナイトプール~」
1つ前のグループとは異なり、本グループでは「ナイトプール」に着目していました。昼間は湖上でのキャンプとして、透明なSUPにノリながら、びわ湖の食材を調達してBBQを行った後、夜にはびわ湖上にナイトプールを設置し、これまでにない自然の中にあるナイトプール体験を提供するプログラムを提案しました。
各グループが考える「最高のMLGsアクティビティ」の発表が終了後、今回のプログラムを振り返るためのチェックアウトが実施されました。
チェックアウトでは、DAY1に実施した自分自身のMLGsに対する理解や活動への考え方を評価するルーブリックについて、再度、活動を踏まえた評価を実施してもらいました。その後、全員が輪になり、今回のイベントを経た自分自身の学びを共有しました。
本活動は例年とは異なり、3日間の短期間のワークショップ・アクティビティ体験でしたが、例年並み、それ以上の学生間での繋がりが生まれたイベントになりました。学生たちは、MLGsへの理解を深め、びわ湖の魅力を再発見し、そして創造的なアイデアを生み出す過程で、それぞれの活動への目標を達成できたかと思います。
最後に、プログラムにご協力いただいた関係者の皆様、事務局の環びわ湖大学・地域コンソーシアム事務局・滋賀大学の職員の皆様、そして熱心に参加してくださった学生の皆様に心からの感謝を申し上げます。ここで生まれたアイデアと熱意が、びわ湖やMLGsの未来を明るく照らす灯火となることを願っています。